2019年度 午後Ⅱ

問19図はプロセッサによってフェッチされた命令の格納順序を表している。aに当てはまるものはどれか。
  1. アキュムレータ
  2. データキャッシュ
  3. プログラムレジスタ(プログラムカウンタ)
  4. 命令レジスタ
解答欄
問19

答え. エ

プロセッサ(CPU)が命令を実行する順序(サイクル)は、以下のようになっている。
  1. 命令取り出し(フェッチ)
    命令を、主記憶(メモリ)のプログラムカウンタが示すアドレスから命令レジスタに取り出す。
  2. 命令解読(デコード)
    命令レジスタに格納した命令を命令デコーダが解読する。
  3. 有効アドレス(実効アドレス)計算
    演算の対象となるデータ(オペランド)の格納先のアドレスを計算する。
  4. オペランド取り出し(フェッチ)
    上記のアドレスから、演算の対象となるデータを汎用レジスタなどに取り出す。
  5. 実行
    演算を実行する。
したがって、図中のaにあてはまるのは「命令レジスタ」である。
なお、他の選択肢の用語の意味は以下のとおり。
  • アキュムレータは、プロセッサの演算装置を構成するレジスタ(記憶回路)の一種で、演算の途中結果を一時的に保持するのに用いられる。アキュムレータを搭載せず、演算の途中結果を汎用レジスタに保持するプロセッサもある。
  • データキャッシュは、キャッシュメモリのうち、データを蓄えるためのもの。キャッシュメモリは、プロセッサ内部に設置されたメモリのことで、主記憶よりも高速に処理できる。そのため、使用頻度の高いデータをキャッシュメモリに保持しておくことで、全体の処理速度を高速化できる。
  • プログラムレジスタ(プログラムカウンタ)は、次に実行する命令のアドレスを格納するレジスタである。命令をフェッチされると、プログラムレジスタの値は次に実行される命令のアドレスに更新される。